久万高原町営農支援センターは、夏秋ミニトマト生産地の課題である秋冬期の安定出荷を図ろうと、ミニトマトのWターン仕立てによる栽培法を開発し、地元農家への普及を進めている。
同センターは3年前から、センター内研修農場10アールで独自の試験栽培を重ねていた。今回開発したWターン栽培は、Uターン栽培と捻枝栽培を応用した技術。栽培後期に親木とワキ芽の2本を吊り下げることからWターン栽培と呼んでいる。
2本仕立で着果した玉は、鈴なりでよく揃い、収量も最盛期並に期待できる。仕立に加えて養水分の調節をすることで、糖度は9度~13度と消費者のニーズにあった高糖度のミニトマトとなり高品質な出荷にも効果をあげている。栽培中期以降の誘引が不要で農家の手間も軽減できる。
同センターは現在、この栽培法を応用しハウス内最低温度7度で冬期栽培を続けており、松山市場のほかJA直売所、町アンテナショップに出荷している。市場や販売店の評判は高い。