「松前町中川原集落」は10月31日、中国四国農政局が岡山県で開いた2011年度豊かなむらづくり全国表彰事業の表彰式で、農林水産大臣賞を受賞した。同事業は毎年、農林水産業の振興や農山漁村の発展を目的に、農林水産業の振興と生活環境の改善、地域文化の継承などに地域ぐるみで取り組む事例や団体を表彰している。今年は松前町中川原集落のほか、岡山県の「草間地区」が同賞を、島根県の「堤田営農研究会」が中国四国農政局長賞を受賞した。
中川原集落は、古くから米麦と露地栽培を組み合わせた複合経営を盛んに行ってきた。近年、松山市と隣接する利便性の良さから、転入世帯が増加。農家の高齢化も進む中であっても、地区内に耕作放棄地が無い点や、農家・非農家の隔たりなく地区全体で環境保全などに取り組む点が高く評価された。
具体的には、集落全農家が参加する「中川原生産組合」だけでなく、平成20年には地域農業の担い手として「農事組合法人中川原」も立ち上げ、耕作放棄地ゼロを達成したこと。またリサイクルセンターを設置し、住民全員が輪番制で分別していることや、休耕田を利用し、子ども会から老人会までが「ひまわり栽培」に取り組んでいる点も高く評価された。同集落は他にも、集落のゴミ拾いや用水路の清掃などもしている。