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農業情報

2009年4月アーカイブ

5月

麦3.jpg

【裸麦】

赤かび病罹病粒とカラスノエンドウの種子を混入させない!

 赤かび病罹病粒の混入に対する検査規格が大幅に厳しくなった。赤かび病の麦が混入すると、収穫から乾燥までの段階でも感染が拡大し、全体に被害を与える。

 収穫時にカラスノエンドウの種子が混入すると、調整や精麦および加工段階での除去が困難である。どちらも収穫前に混入しないように努める。

 

混入防止対策

 ・赤かび病が発生していると思われる圃場は、区別して収穫する。

 ・収穫前に圃場内を巡回し、カラスノエンドウを抜き取る。

 ・倒伏麦は、小石などの異物が混入しないよう注意して収穫する。

 

適期刈り取りを徹底!

 品質低下を防ぐためには、高水分刈りを避けることが重要。早刈りや降雨直後の収穫は、絶対に避ける。

 

収穫適期

 千粒量が最大になったら麦の成熟期。穂色が黄緑色から品種固有の色に変化し、粒がろう状の硬さに達したら収穫する。コンバインでの収穫は、この2~3日が適期となる。

 穀粒水分が30%以下になったら収穫する。穂首の曲がった穂数の割合で見るとマンネンボシは20~30%、イチバンボシで40~50%に達したころを目安にする。

 穀粒水分は、晴天の場合3~4%、曇天の場合1~2%程度減少するので、刈り取り適期を予測して収穫する。

 

品質を高める乾燥・調整を!

 コンバインでの収穫は、高温による急激な乾燥を避け、発酵による変質や熱損粒を防ぐ。品質を下げないポイントは、高水分時の乾燥にある。

 ・穀粒水分25%以上の高水分麦は、穀温40℃以下で乾燥すると品質が劣化しない。

 ・循環型乾燥機を使用する場合、高水分による循環不良を考慮し、乾燥機への張り込み量を20~30%少なくする。

 

仕上げ水分

はだか麦...13%以下

 調整には、ライスグレーダーなどを使用し、イチバンボシとマンネンボシの篩目は、2.2㎜とする。

 雑草種子や異物などは除去し、細粒の混入を防止する。

 

生産部指導課 大政真

5月

ピーマン.jpg

【ピーマン】

 久万高原ピーマンは長期安定出荷を目指し、独自の栽培基準や土作りを確立するとともに、組織の基盤強化を図り、久万ブランドの産地化を勧めている。

 

☆移植

移植時の条件

①ポット土は、水分が最適な状態で移植する。

②適地温の25℃を確保する。

 ※移植の2~3日前には適水分状態にして、ビニールで保温しておく。

③移植後の保温資材(ビニール・コモなど)の準備をする。

 

セル苗が届いたら

 移植後に苗がしおれないよう、たっぷりとかん水する。かん水により、セルトレーから苗が抜けやすくなる。

 

移植後

 移植直後にかん水すると、地温が下がり活着が遅れる。特に夕方(午後3時以降)は行わない。また、頭上かん水は避ける。苗の状態を見て、午前中に1鉢ごとに水をやる。

 昼間は換気をしながら日照を確保し、夜間は保温に努める。葉が重なり始めたら、鉢広げして光が作物全体に当たるように間隔をとる。

 「防除暦」を参考にしながら、アブラムシなどを定期的に防除する。

 鉢広げ時期ごろに肥料切れしそうな苗を見つけたら、早めに追肥する。

 育苗末期は定植に備え、苗を徐々に外気温に馴らす。

 定植前に軟腐病予防としてドイツボルドー500倍(日数・使用回数に制限なし)を散布する。

 

☆定植

 マルチングは土壌水分を確保してから行う。

 ピーマンは乾燥に弱いため、かん水チューブを設置し、作柄の安定に努める。水田は特に排水対策を万全にし、高畦にする。

 定植は晴れの日を選び、定植当日または前日にマルチに穴をあけ、アクタラ粒を1株当たり1g植穴へ施用し、深植えにならないように定植する。

 

生産部指導課 山崎 仁

5月

コピー ~ 米.jpg

【久万高原清流米】

初期の病害虫防除対策

 <薬 剤>グランドオリゼメートオンコル箱粒剤

 <使用量>1箱当たり50㌘

 <特 徴>均一に散粒したら、稲体吸収させるためにかん水し、田植えをする。 減農薬防除体系の基礎なので、必ず実施する。

※今年度よりデジタルコラトップアクタラ箱粒剤からグランドオリゼメートオンコル箱粒剤へ変更しました。

 

初期の除草対策

 除草体系は次のように行うのが効果的である。

 一回目は、代かき後~田植え4日前までにマーシェット1キロ粒剤を10㌃当たり1㌔施用する。

 二回目は①、②いずれかの除草剤を使う。除草剤の効果を上げるため、水管理を徹底する。

  ①ダブルスター1㌔粒剤 10㌃当たり1㌔

   <使用時期>田植え後10日

   <特   徴>粒剤タイプの除草剤で、抑草効果が50~55日と長く、ヒエにも効果が大きい。

  ②ダブルスタージャンボ 10㌃当たり10パック

   <使用時期>田植え後10日

   <特   徴>自己拡散タイプなので簡単に処理できるが、風や水によりムラができやすいので注意する。

 

 

○コシヒカリ

 元肥・追肥タイプ                        (kg/10㌃) 

区分

肥料名

総量

基肥

中間

追肥

穂肥

ユーキくん基肥

25

25

 

 

PK-30

20

 

20

 

ユーキくん穂肥

15

 

 

15

 全量元肥タイプ

区分

肥料名

総量

基肥

中間

追肥

穂肥

有機入りエムコート282

30

30

 

 

PK-30

20

 

20

 

 

 

○あきたこまち・フクヒカリ・キヌヒカリ

元肥・追肥タイプ                     (kg/10㌃)   

区分

肥料名

総量

基肥

中間

追肥

穂肥

ユーキくん基肥

35

35

 

 

PK-30

20

 

20

 

ユーキくん穂肥

20

 

 

20

 

全量元肥タイプ 

区分

肥料名

総量

基肥

中間

追肥

穂肥

有機入りエムコート282

40

40

 

 

PK-30

20

 

20

 

 

  生産部指導課 片岡 孝二

5月

【チンゲンサイ】

圃場選定

 排水良好で通風が良い、肥沃な圃場を選定する。

施肥

 生育期間が短いため、全量を基肥として施用する。

畦立てとマルチング

 作土は細かく砕き、土壌の水分保持や除草対策のため、マルチを張る。マルチは、土が跳ね上がったときにチンゲンサイの付け根が汚れるのも防ぐ。排水の悪い圃場は高畦にする。

定植

 高温時を避け、午前中に行う。夏場は夕方に定植する。モスピラン粒剤(1株当たり0.5㌘)を苗の上から均一に散布し、かん水してから植え付ける。その際には、根鉢と作土を水平にする。定植後は、たっぷりとかん水して活着を促す。

防徐

 登録農薬が少ないので、圃場をこまめに見回り、早期発見、早期防除に努める。

 

生産部指導課 竹内 利幸

 

5月

トマト.jpg

【トマト】

育苗

 移植前にポットに土を詰めてかん水した後、ビニールで覆って、水分の蒸散を抑え、地温を確保する。苗は根土を落とさないよう大切に扱う。

 葉茎がしおれないように水分管理をこまめに行い、最低気温が12℃以下にならないようにする。育苗時からカルキングを表面散布する。

 となりの葉と葉が重なり始めたら鉢広げを行い、日光が鉢土に当たるよう間隔をとる。肥切れしそうな苗には、早めに育苗培土に追肥する。

 定植が近づいてきたら苗を馴化させる。

 

定植準備

 ほ場の排水対策を万全にしてから元肥を施し、畦立てやかん水施設を設置する。

 活着を促進させるため事前に植穴へかん水しておき、土壌水分を確保する。

 

定植

 根鉢や開花状態を見て晴天の日に定植する。定植後は、鉢土と畦土の隙間をなくすよう株元に軽くかん水し、誘引して草姿を整える。

 活着促進と低温による整理障害対策として、ハウス内の保温と換気に努め、葉茎がしおれないよう水管理を徹底する。

 

防徐

 黄化葉巻病を媒介するシルバーリーフコナジラミの発生に注意し、定植時に植穴へベストガード粒剤1株当たり1~2㌘を処理する。定植後ラノーテープを設置する。黄色粘着板を設置し、発生予察と捕殺に努める。

※疑わしい株を見つけたら、すぐに農協へ連絡してください。

 

生産部指導課 菅原 勝宏

5月

pic91.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 




大根

播種

 3月下旬から4月上旬は、気温が低く抽苔が予想されるので、「YR鉄人」を作付けする。

 5月以降は気温が上昇し、連作圃場では土壌病害であるイオウ病の発生が懸念されるので、耐病性の「YR品種」を作付ける。

 病害虫防除基準を遵守し、適正に防除する。

 

生産部指導課 菅原 勝宏

4月

pic110.jpg

【シンテッポウユリ】

 

圃場選びのポイント

 栽培期間が梅雨や台風と重なるので、排水や暴風対策ができる圃場を選ぼう!

 

定植準備

 元肥の量は、土壌を検査してから決める。圃場の準備は、土壌の状態がいい時に行う。天候等の影響で、定植が遅れないように早めに準備をする。排水の悪い圃場では高畦にする。

 定植10日前までに10㌃当たりゴーゴーサン乳剤300ccを100㍑の水に溶かして散布する。その後、銀黒マルチを使用する。

 

定植時の注意

①定植前に葉枯病の防除をしておく。

②苗箱の底まで湿るようたっぷりとかん水してから定植する。

③植え付けの時、株元を強く押さえつけない。

④深植え・浅植えには注意する。

⑤定植後はたっぷりとかん水し、根を乾かさないようにする。定植初期の水分不足は品質やそろいが悪くなる。特に定植後2週間は乾かないように注意し、その後は畦間かん水も並行して行う。

 

防風対策

 牧草「つちたろう」で防風林を作る。「つちたろう」とテッポウユリの間に2㍍ほどの空間ができるよう、圃場周辺に播種する。ユリの定植までに播種しておく。

 

生産部営農開発課 川端 俊平

4月

枝豆1.jpg

【エダマメ】

品種と播種

 4月30日まで「サヤムスメ」を10㌃当たり6袋播種し、マルチ栽培する。

 1穴に2粒播き、種子が隠れる程度に覆土し、たっぷりとかん水する。播種後、パスライトをベタ掛けする。7~10日で発芽し、頭を持ち上げてきたら、パスライトを除去する。

 

栽培密度

 畦幅150㌢、株間30㌢、3条の黒マルチを利用する。

 

管理

 エダマメは、高温作物で低温に弱い作物である。トンネル内温度を25~28℃に管理する。

 開花期以降は乾燥を嫌うので、定期的に溝かん水する。収穫前は、特にかん水量を増やし、子実の肥大を促す。

 

病害虫防除

 ・ネキリムシ

  ネキリトンK 10㌃当たり3㌔ (播種時~子葉展開期1回以内)

 ・茎疫病

  ランマンフロアブル 1000倍 (収穫3日前まで 3回以内)

 ・白絹病

  モンカットフロアブル40 1000倍 (収穫21日前まで 3回以内) 

 ・アブラムシ類・カメムシ類

  スミチオン乳剤 1000倍 (収穫21日前まで 4回以内)

 ・ハスモンヨトウ

  アファーム乳剤 1000倍 (収穫3日前まで 2回以内)

 

生産部指導課 大政 真

4月

レタス1.jpg

【レタス】

病害虫防除

 ・灰色かび病・菌核病

  スミブレンド水和剤 1000倍 (収穫7日前まで 5回以内)

 ・腐敗病・軟腐病

  スターナ水和剤 2000倍 (収穫14日前まで 2回以内)

 ・アブラムシ類

  アドマイヤーフロアブル 4000倍 (収穫7日前まで 2回以内)

 ・ナメクジ・ナモグリバエ

  パダンSG水和剤 1500倍 (収穫14日前まで 3回以内)

 

収穫適期

 結球が早まるので、取り遅れないよう8分結球で収穫する。収穫後は風乾して、切り口の褐色を防ぐ。

 

生産部指導課 大政 真

4月

ナス1.jpg

【松山長ナス】

定植準備

 定植2週間前に元肥を全面に施し、幅2.5㍍(一文字仕立ては1.7㍍)のかまぼこ型に畦立てする。その時に、1株当たりVS堆肥2㌔を植溝に施用する。

 活着を促進させるため、定植10日前までにマルチを敷き、地温を上げておく。マルチングの時には必ず畦を湿らせておく。

 

定植

 4月に定植する場合はトンネル栽培、5月の場合は露地栽培とする。

 株間65㌢(一文字仕立ては120㌢)で1条植えとし、深植えしない。定植時にVS菌3種を植穴に入れる。また、アブラムシ・スリップス対策として、ベストガード粒剤1株当たり2gを根に触れないよう植穴へ施用する。

 

定植後の管理

 定植後、直ちに仮支柱を立て、乾燥させないようたっぷりとかん水する。

 トンネル栽培では、トンネル内が日中30℃を超えないように換気し、夜は8℃以下にならないよう保温する。

 トンネルを除去する時は、1週間前から両裾を開け、苗を外気に慣らせておく。

 

単花処理

 落花や石ナスを防止するため、トマトトーン50倍(8月は70倍)を開花前日か当日の午前中に単花処理する。

 

生産部指導課 西山 喜郎

4月

スイートコーン.jpg

【スイートコーン】

かん水

 株の大きさに合わせて徐々に増やしていく。本葉6~8枚までは根を深く張らせるためにやや少なめにする。

 生育中期に土壌が乾燥すると、生長が著しく抑制されるので、天候をみて、畝間に走り水程度のかん水をする。

 雌穂の絹糸が抽出するころから、急激に水分を必要とするので、収穫までの25日間は土壌を乾燥させない。

 開花期以降の乾燥は穂が大きくならず実入りが悪くなり、雌穂の苞葉色が淡緑になって商品価値を下げるので、水分管理を徹底する。

 

病害虫防除

 

防除時期

対象害虫

防除農薬

散布濃度

及び

散布量

10a当り)

使用基準

散布方法

収穫前日 数

総使用回 数

出芽前

ネキリムシ

ダイアジノン粒剤5

4~6㎏

14日

1回

全面散布

生育初期

アワノメイガ

デナポン粒剤5

3~6㎏

21日

2回

株の上から均一に散布する

雄花の

抽出初め

カルホス乳剤

1000倍

30日

2回

雌穂に十分かかるよう散布する

 

生産部指導課 本田 美雄

4月

麦3.jpg

【裸麦】

排水溝の修復

 成熟期の湿害による収量低下を防ぐため、雨水が短時間で圃場外に出るよう管理する。排水溝の修復や増設、圃場周辺の溝切りを必ず行う。

 

赤かび病防除の徹底

 出穂期から乳熟期にかけて平均気温15℃以上の時、降雨で発生が助長され17℃以上で多発する。赤かび病が発生した麦は、食用にも飼料にも使えず、出荷できなくなる恐れがある。

 開花期には必ず防除し、高温多雨なら1週間後に追加防除する。

 

病害虫防除

 ・赤かび病・うどんこ病・アブラムシ類

  スミトップM粉剤  4㌔/10㌃ (収穫14日前まで 1回以内)

 ・赤かび病・うどんこ病

  トップジンM水和剤 1000~1500倍(収穫30日前まで 3回以内で、出穂期以降は1回以内)

  ※出穂期以降は、スミトップM粉剤とトップジンM水和剤のいずれかを1回とする。

 

 倒伏軽減対策

  石灰硫黄合剤 50倍

 

生産部指導課 大政 真

 

4月

みかん2.jpg

【柑橘】

温州みかんの着花対策

 

着花過多樹

①枝別に摘蕾するか、2、3年枝を坊主枝にして予備枝を再設定し、新梢を発生させる。

②花肥として4月20日ころに、硫安を10㌃当たり25㌔施用する。

③開花始めに「尿素」か「あざやか」を各600倍で散布する。

 

着花不足樹

①着花が極端に少なくなると予想される樹は、つぼみの有無を確認してからせん定する。

②前年に実った果梗枝を半分ほど取り除き、発育枝の発生を抑える。

③できるだけ結果母枝が残るよう、軽くせん定するのが基本だが、強い立ち枝は基部から除く。

④強い新梢が多く発生すると、花と養分を競合し、落花が多くなる。花に被さっている新梢や、花に近い新梢は間引く。

 

苗木の植え付け

①苗木は春枝のコブより下で、30㌢くらいで切り返す。

②傷付いた根や曲がった根を切り返す。

③根を広げ、深植えしない。

④根元にたっぷりとかん水して、土壌と密着させる。

⑤雑草防止と乾燥防止のために、黒マルチや育苗マットを株元に敷く。

⑥植え付け後1か月以上たって活着したら、追肥する。

 

生産部指導課 古見 典彦

 

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