明日の愛媛の農業を支える松山市農業協同組合

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農業情報

2008年3月アーカイブ

5月

生産者写真(大根).jpg

【大根】

播種
作型別の推奨品種は下表の通り。
3月下旬から4月上旬は、気温が低く抽苔が予想されるので、「YR鉄人」を作付けする。
5月以降は気温が上昇し、連作圃場では土壌病害であるイオウ病の発生が懸念されるので、耐病性の「YR品種」を作付ける。
 病害虫防除基準を遵守し、適正に防除する。
営農指導員 広澤 

5月

トマト.jpg

【トマト】

育苗
移植前にポットに土を詰めてかん水した後、ビニールで覆って、水分の蒸散を抑え、地温を確保する。苗は根土を落とさないよう大切に扱う。
葉茎がしおれないように水分管理をこまめに行い、最低温度が12℃以下にならないようにする。育苗時にカルキングを葉面散布する。
となりの葉と葉が重なり始めたら鉢広げを行い、日光が鉢土に当たるよう間隔をとる。肥切れしそうな苗には、早めに育苗培土に追肥する。定植が近づいてきたら苗を馴化させる。

定植準備
ほ場の排水対策を万全にしてから元肥を施し、畦立てやかん水施設を設置する。
活着を促進させるため事前に植穴へかん水しておき、土壌水分を確保する。

定植
根鉢や開花状態を見て晴れの日に定植する。定植後は、鉢土と畦土の隙間をなくすよう株元にかん水し、誘引して草姿を整える。
活着促進と低温による生理障害対策として、ハウス内の保温と換気に努め、葉茎がしおれないよう水管理を徹底する。

防除
 黄化葉巻病を媒介するシルバーリーフコナジラミの発生に注意し、定植時に植穴へアクタラ粒剤1株当たり1㌘を処理する。定植後、ラノーテープを設置する。黄色粘着板を設置し、発生予察と捕殺に努める。
※疑わしい株を見つけたら、すぐに農協へ連絡してください。
営農指導員 菅原勝宏

5月

コピー ~ 米.jpg

【久万高原清流米】

初期の病害虫防除対策
〈薬剤〉デジタルコラトップアタクラ箱粒剤
〈使用量〉1箱当たり50グラム
〈特徴〉均一に散粒したら、稲体吸収させるためにかん水し、田植えをする。減農薬防除体系の基礎なので、必ず実施する。

初期の除草対策
代かき後から田植えまでが長いため、除草の体系防除をする。
一回目は、代かき後~田植え4日前までにマーシェット1キロ粒剤を10アール当たり1キロ施用する。
二回目は(1)、(2)いずれかの除草剤を使う。除草剤の効果を上げるため、水管理を徹底する。
(1)ダブルスター1キロ粒剤
10アール当たり1キロ
〈使用時期〉田植え後10日
〈特徴〉粒剤タイプの除草剤で、抑草効果が50~55日と長く、ヒエにも効果が大きい。
(2)ダブルスタージャンボ
 10アール当たり10パック
〈使用時期〉田植え後10日
〈特徴〉自己拡散タイプなので簡単に処理できるが、風や水によりムラができやすいので注意する。

施肥設計

○コシヒカリ

元肥・追肥タイプ(㎏/10アール)

区分

肥料名

総量

基肥

中間追肥

穂肥

ユーキくん基肥

25

25

PK-30

20

20

ユーキくん穂肥

15

15

全量元肥タイプ

区分

肥料名

総量

基肥

中間追肥

穂肥

有機入りエムコート282

30

30

PK-30

20

20

○あきたこまち・フクヒカリ・キヌヒカリ

元肥・追肥タイプ                           

区分

肥料名

総量

基肥

中間追肥

穂肥

ユーキくん基肥

35

35

PK-30

20

20

ユーキくん穂肥

20

20

全量元肥タイプ

区分

肥料名

総量

基肥

中間追肥

穂肥

有機入りエムコート282

40

40

PK-30

20

20


営農指導員 片岡 孝二

5月

ピーマン.jpg

【ピーマン】

久万高原ピーマンは長期安定出荷を目指し、独自の栽培基準や土作りを確立するとともに、組織の基盤強化を図り、○久ブランドの産地化を勧めている。

☆移植
移植時の条件
(1)ポット土は、水分が最適な状態で移植する。
(2)適地温の25℃を確保する。
※移植の2~3日前には適水分状態にして、ビニールで保温しておく。
(3)移植後の保温資材(ビニール・コモなど)の準備をする。

セル苗が届いたら
移植後に苗がしおれないよう、たっぷりとかん水する。かん水により、セルトレーから苗が抜けやすくなる。

移植後
移植直後にかん水すると、地温が下がり活着が遅れる。特に夕方(午後3時以降)は行わない。また、頭上かん水は避ける。苗の状態を見て、午前中に1鉢ごとに水をやる。
昼間は換気をしながら日照を確保し、夜間は保温に努める。葉が重なり始めたら、鉢広げして光が作物全体に当たるように間隔をとる。
「防除暦」を参考にしながら、アブラムシなどを定期的に防除する。
鉢広げ時期ごろに肥料切れしそうな苗を見つけたら、早めに追肥する。
育苗末期は定植に備え、苗を徐々に外気温に馴らす。
定植前に軟腐病予防としてドイツボルドー500倍(日数・使用回数に制限なし)を散布する。

☆定植
 マルチングは土壌水分を確保してから行う。
ピーマンは乾燥に弱いため、かん水チューブを設置し、作柄の安定に努める。水田は特に排水対策を万全にし、高畦にする。
定植は晴れの日を選び、定植当日または前日にマルチに穴をあけ、アクタラ粒を1株当たり1㌘植穴へ施用し、深植えにならないように定植する。
営農指導員 山崎 仁


5月


生産者(玉葱).jpg

【タマネギ】

【病害虫防除】

乾燥が続くと、玉の肥大に影響するので、適時かん水する。
気温上昇とともに病害の発生が心配される。腐敗防止のため、左表を参考に防除を徹底する。病害が多発した場合は、担当指導員に相談する。

【除草】
除草剤でも残った雑草は、引き抜かずに地際部で切除し、圃場外に持ち出す。引き抜くと断根され、ねぎボウズが発生しやすくなる。

農業情報:玉ねぎ.gif

生産部営農開発課 安永 雅雄

5月

ナス1.jpg

【松山長ナス】

本支柱立て
・V字仕立て
5月下旬から、パイプ支柱を3メートル間隔に2畦をまたいで立てる。畦から80センチの高さでマイカー線を張り、支柱が45度になるように誘引する。
・一文字仕立て
 パイプ支柱を3メートル間隔に2畦をまたいで、深さ30センチに立てる。支柱の畦からの高さ40センチのところと、天頂部に近い部分へ直管パイプを横にして取り付ける。

ホルモン処理

 石ナスと落花防止のため、トマトトーン50倍液を開花前日か当日の午前中に単花処理する。

かん水
 定植後、乾燥させないよう株元へたっぷりとかん水する。乾燥が続く場合は5~7日おきにかん水する。

病害虫防除
・うどんこ病・チャノホコリダニ
 モレスタン水和剤 2000倍
(収穫前日まで3回以内)     
 ※春先の気温が上がる前に使用。
・アブラムシ・ミナミキイロアザミウマ
 アグロスリン乳剤 1000倍
(収穫前日まで5回以内)
生産部指導課 西山 喜郎


5月

枝豆1.jpg

【エダマメ】

エダマメの特性
・高温作物なので低温に弱い。
・乾燥に弱い。(特に開花期~充実期)
・収穫適期が短い。

品種 「えぞみどり」

播種

 播種前にたっぷりとかん水しておく。10㌃当たり6㍑の種子を準備し、1か所に2粒直播きする。種子が隠れる程度に覆土し、寒冷紗でベタ掛けする。

栽植密度
 畦幅150㌢、株間30㌢、3条の黒マルチを使用する。

施肥(10アール当たり
 完熟堆肥     1000キロ
 粒状パールシェル  100キロ
 BMリンスター     20キロ
 専用化成464     30キロ

水管理と葉面散布
・開花期以降は、特に乾燥を嫌うのでたっぷりとかん水する。
・開花期以降、ガイピープロ1000倍を10日ごとに散布する。
・莢色沢を良くするため、収穫3日前に「あざやか」600倍を葉面散布する。
・子実肥大期は、「あざやか」600倍+デカース2000倍を葉面散布する。

収穫
 収穫適期は3日と短いので、未熟や過熟に注意する。

除草剤
 雑草生育期にバスタ液剤300㏄を水100リットルに溶き畦間処理する。収穫14日前まで3回使用できる。

病害虫防除
(1)播種時~子葉展開時
・ネキリムシ
 ネキリトンK 10アール当たり3キロ
(2)生育期
・白絹病
 モンカットフロアブル40
1000倍
(収穫21日前まで3回以内)
・アブラムシ類・カメムシ類
スミチオン乳剤  1000倍
(収穫21日前まで4回以内)
・ハスモンヨトウ
 アファーム乳剤   1000倍
(収穫3日前まで2回以内)
(3)開花期
・ダニ類
 アカリタッチ乳剤  1000倍
(収穫前日まで6回以内)
※展着剤を加用しない
・コナジラミ類
 サンマイトフロアブル1000倍
(収穫14日前まで1回以内)
(4)莢肥大期
・マメシンクイガ・カメムシ・フタスジヒメハムシ
 マトリックフロアブル2000倍
(収穫前日まで3回以内)
      +
アグロスリン乳剤 2000倍
(収穫7日前まで3回以内)
生産部指導課 大政 真

5月


米.jpg

【水稲】

1 育苗

【(1)床土準備】
農協育苗培土、またはPH5~5.5に調整した、病害虫のない清潔な土壌を使用する。床土は10アール当たり100リットルを準備する。

【(2)種子の処理順序】
「乾籾」→「塩水選」→「水洗い」→「種子消毒」→「水切・風乾」→「浸種」→「催芽」→「播種」

※3年に1度は必ず種子を更新しよう!



【(3)塩水選】
籾種を10アール当たり4キロ準備し、塩水選をした後、水洗いする。塩水選の比重は1・15とする。(生卵を水に浮かべて、水面に10円玉の大きさほど卵が出る状態)


【(4)種子消毒】
スポルタックスターナSE乳剤200倍とスミチオン乳剤1000倍を混用し、24時間浸漬する。

【(5)播種期と浸種日数】
発芽を均一にするため鳩胸状態になるまで浸種する。積算温度でいうと100℃で、種子消毒日数は浸種日数に含める。(表1・図1参照)
田植え予定日から逆算して20~25日前に播種する。

【(6)播種と栽培密度】
良質の苗を作るためには、薄播きが大切である。催芽籾で1箱当たり180グラム播く。1坪当たり50~60株、1株当たり3~4本植える。10アール当たりで16~20箱ほど必要となる。


2 土壌改良剤

稲の生育を助けるため、土壌改良剤を田植10日前までに施用する。
・いずれかを必ず施用(10アール当たり)
美土里 60キロ
粒状珪酸苦土鉄 120キロ
※野菜や麦作跡地の残さ腐熟促進に使用(10アール当たり)
 豊土サングリーン 5~10キロ


3 病害虫防除

【(1)防除の基本は箱施用から】
⑴使用農薬と対象病害虫

【平坦地】
・フルサポート箱粒剤
(移植2日前~移植当日)
いもち病・紋枯病・ツマグロヨコバイ・ウンカ類・イネミズゾウムシ・コブノメイガ・ニカメイチュウ

【中山間地(久万地域を除く)】
・Dr.オリゼスタークル粒剤
(移植3日前~移植当日)
いもち病・ツマグロヨコバイ・ウンカ類・イネミズゾウムシ・イネドロオイムシ

⑵使用方法
移植当日に1箱当たり50グラムを均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落とす。

名称未設定-9.gif

生産部指導課 馬木

5月

麦3.jpg

【裸麦】

【赤かび病罹病粒とカラスノエンドウの種子を混入させない】
赤かび病罹病粒の混入に対する検査規格が大幅に厳しくなった。赤かび病の麦が混入すると、収穫から乾燥までの段階でも感染が拡大し、全体に被害を与える。
収穫時にカラスノエンドウの種子が混入すると、調整や精麦および加工段階での除去が困難である。
どちらも収穫前に混入しないように努める。

【混入防止対策】
・赤かび病が発生していると思われる圃場は、区別して収穫する。
・収穫前に圃場内を巡廻し、カラスノエンドウを抜き取る。
・倒伏麦は、小石などの異物が混入しないよう注意して収穫する。

【適期刈り取りを徹底!】
品質低下を防ぐためには、高水分刈りを避けることが重要である。早刈りや降雨直後の収穫は、絶対に避ける。

【収穫適期】
千粒量が最大になったら麦の成熟期である。穂色が黄緑色から品種固有の色に変化し、粒がろう状の硬さに達したら収穫する。コンバインでの収穫は、この2~3日後が適期となる。
 穀粒水分が30%以下になったら収穫する。穂首の曲がった穂数の割合で見るとマンネンボシは20~30%、イチバンボシで40~50%に達したころを目安にする。
穀粒水分は、晴天の場合3~4%、曇天の場合1~2%程度減少するので、刈り取り適期を予測して収穫する。

【品質を高める乾燥・調整を!】
コンバインでの収穫は、高温による急激な乾燥を避け、発酵による変質や熱損粒を防ぐ。品質を低下させないポイントは、高水分時の乾燥にある。
・穀粒水分25%以上の高水分麦は、穀温40℃以下で乾燥すると品質が劣化しない。
・循環型乾燥機を使用する場合、高水分による循環不良を考慮し、乾燥機への張り込み量を20~30%少なくする。

【仕上げ水分】
はだか麦・・・13%以下
調製には、ライスグレーダーなどを使用し、イチバンボシとマンネンボシの篩目は、2・2ミリとする。
雑草種子や異物などは除去し、細粒の混入を防止する。

生産部指導課 大政 真

5月

みかん2.jpg

【柑きつ】

【温州みかんの着花対策】
・着花不足樹
 強い新梢が多く発生すると、花と養分を競合するため落花が多くなる。そのため花にかぶさって発生している新梢や、花の近くの新梢を除く。

・着花過多樹
 新梢が少ない場合は、満開までに摘蕾か予備枝を再設定する。新梢の確保には摘蕾が効果的だが、労力的に困難な場合は予備枝を再設定する。
 新新梢発生後は、エカキムシとアブラムシを防除する。

【苦土欠乏対策】
 苦土欠乏の発生園では、硫酸マグネシウムを10アール当たり60キロ施用する。

【苗木の管理】
・春芽は1芽に1本になるよう芽かぎし、8葉で摘芯して夏芽を発生させる。
・園地を乾燥させないようにかん水する。
温州みかん.gif

【病害虫防除】
・訪花害虫
 スミロディ乳剤 1500倍
 (収穫14日前まで4回以内)
・灰色カビ病(落弁期)
 フロンサイドSC 2000倍
 (収穫前まで3回以内)
※カブレに注意し、散布後10日以内は入園しない。
・かいよう病(落花直後)
 ICボルドー66D 80倍
・茶のほこりダニ・ミカンサビダニ・カイガラムシ類(落弁後5~10日後)
 アプロードエースフロアブル 1000倍
 (伊予カンは収穫45日前まで1回以内、温州みかんは収穫14日前まで1回以内)
生産部指導課 古見典彦

5月

キウイ2.jpg

【キウイフルーツ】

【摘蕾】

 奇形果や偏平果になる基部の蕾は必ず除去し、1平方メートル当たり40~50個になるように摘蕾する。

キウイ.gif

【病害虫防除】
・花腐細菌病(蕾裂開期)
 カスミン液剤 400倍
・クワイシロカイガラムシ(5月下旬)
 アプロード水和剤 1000倍
 (収穫7日前まで2回以内)
生産部指導課 藤原真二

5月

スイートコーン.jpg

【スイートコーン】

【追肥】
(10アール当たり)
・第1回目(本葉6~8枚のころ)
 NK化成  40キロ
・第2回目(雄穂出穂期)
 NK化成E32号 40キロ

【病害虫防除】(下表参照)
 展着剤「まくぴか」を加用し、必ず防除する。
生産部指導課 本田美雄

防除時期
対象害虫
防除農薬
散布濃度
及び散布量
使用基準
散布方法
重点防除
収穫前日数
散布回数
雄 花
抽出後
10日
アブラ
ムシ類
アドマイヤー
フロアブル
4000倍
200~300リットル
14日
2回
混用して
散布する
アワノ
メイガ
アファーム
乳剤
2000倍
200~300リットル
3日
2回
トレボン
乳剤
1000倍
200~300リットル
7日
4回

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